なぜ工具商社から「在庫の一括買取」依頼が急増しているのか?―4つの背景を買取のプロが解説

工具商社様から弊社に寄せられる「在庫の一括買取」のご相談には、大きく分けて4つの背景があります。国内の製造業を取り巻く環境の変化や、業界特有の商習慣が、在庫の滞留や一括処分の判断に深く関わっています。

本記事では、実際に弊社へご相談いただく事例をもとに、一括買取が発生する4つの背景を解説します。

1. 不動在庫の蓄積

1つ目は、売れずに残った商品が数年分、場合によっては十年以上にわたり、在庫として蓄積してしまっているケースです。放置された売れ残り商品は、モデルチェンジにより型落ち品となってしまったり、顧客側での仕様変更により使われなくなったりと、時間が経つほどに動かしづらくなっていきます。

こういった「不動在庫」がどんどん工具商社の倉庫を圧迫し、限界が来たタイミングで、一括買取の依頼が発生します。

2. メーカーとの特約店契約の終了

2つ目は、メーカーと商社の間で結ばれている「特約店契約」が終了するケースです。特約店契約では、メーカーから商社に対して年間の販売目標(ノルマ)が課されることが一般的です。しかし、昨今の国内需要の減少により、目標値の達成が困難になる商社が増えています。

ノルマを達成できなかったために特約店から外されてしまうと、その時点で残っている当該メーカーの在庫は、従来のルートで販売することが困難になり、デッドストック化してしまいます。その結果、行き場を失った在庫を一括で売却する判断がなされます。

3. 切削工具部門の閉鎖

3つ目は、会社自体は存続するものの、事業戦略として切削工具部門を閉鎖するというケースです。 機械商社や総合商社など、多角的に資材を扱う企業において、主力事業ではない切削工具部門を閉鎖し、他の主力部門にリソースを集中させるという経営判断です。

切削工具の販売業務を完全に終了させるにあたり、その時点で残っている在庫を一括で売却することになります。

4. 廃業に伴う在庫処分

4つ目は、商社自体の廃業に伴う在庫の一括処分です。これは近年特に増えているパターンであり、 経営者の高齢化や後継者不足、需要・流通構造の変化による収益性の低下などが廃業増加の背景です。

数十年にわたり営業を続けてきた老舗の商社には、その歴史の分だけ膨大な在庫が蓄積されています。廃業に際しては、その膨大な在庫すべてを短期間で撤去・現金化する必要が生じます。とても規模の大きな取引のため、対応できる業者も限られてきます。

まとめ:専門知識と資金力が求められる一括買取

以上のように、切削工具の一括買取が必要となる背景には、日々の業務で蓄積される不動在庫の悩みから、契約関係や事業承継といった経営上の大きな決断まで、さまざまなケースが存在します。

いずれのケースにおいても、共通して求められるのは「膨大な在庫を正確に評価する専門知識」「迅速に一括で引き受ける資金力」です。切削工具買取センターでは、これら商社様の切実なニーズにお応えし、最適な在庫処分をサポートしています。

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